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2016/10/26 17:03
ときどき、インターネットのショッピングサイトを見ていると、並行輸入品の業務用エスプレッソマシンを販売しているサイトや業者がいます。ただ、最初に結論から申し上げると、絶対に並行輸入品の業務用エスプレッソマシンはおすすめしません。
「でも、並行輸入のほうが安いし……」
そう思われた方もいらっしゃるでしょう。確かに正規代理店を通していないぶん、並行輸入のほうが安いことが多いかと思います。私もご家庭で使用する製品レベルであれば並行輸入品でも良いかと思います。ですが、業務用エスプレッソマシンで並行輸入品を利用されることはやはりおすすめしません。
今回はこの理由についてご紹介したいと思います。
業務用マシンは安いほうがいいんじゃないの?
確かに、業務用エスプレッソマシンは高いため、「少しでも安くしよう」と並行輸入品のマシンの購入を検討されている方がいらっしゃるでしょう。ですが、たとえ並行輸入の業務用エスプレッソマシンのほうが安かったとしても、国内正規品よりもおすすめしない主な理由があります。それは以下の3つです。1. 国内正規品と違って動作チェックが済んでいないこともある
家庭用電化製品なら輸入業者(インポーター)が動作チェックをして販売していることもありますが、業務用となるとインポーターではチェックできない(しきれない)部分があります。そのため、国外からの輸入で動作するかどうかという心配があります。
2. 故障時の保証は各インポーター次第
業者によっては1年保証を付けているところもありますが、保証が全くないことだってあり得ます。動作チェックもしていないのにです。保証があったとしてもインポーターでは修理ができないので、また新品を海外から送り直しということだってあり得ます。それに対して、国内正規代理店の製品はすべて動作チェックをされた上に、1年間の保証が付いてきます。
3. 業務用マシンは故障時に修理してくれる場所がない
そして一番のネックが、並行輸入品で手に入れた業務用エスプレッソマシンは修理してくれる場所がないということです。もし、イタリアで買ったのなら、イタリアに送り返すことが必要になってくるかもしれません。往復の送料に修理代を考えれば、また新たなマシンを買ったほうがいいレベルかもしれません。日数だってかかるでしょう。国内正規代理店以外の製品を買うとはそういうことです。並行輸入だけでなく、個人で直輸入する際にも同じことが言えます。それに対して、国内の正規代理店は全国にサポートを広げており、基本的に素早く対応してくれます。「業務用マシンが使えない」ということは、その間の営業が滞るということです。売上も発生しません。業務用マシンに限っては値段そのものよりも、安心できる国内正規代理店品を絶対におすすめします。